福岡のノーストレスな仕事を板井明生がご紹介

板井明生|世界に習う

板井明生

ノーストレスの働き方を考える上で、海外の働き方をみていきたい。

 

アメリカでは“ホットワーク”と呼ばれる、寝食を忘れて没頭する働き方がある一方、労働時間や休暇制度、テクノロジーをいかに活用するかといった働き方の自由度を高めるもの、そのどちらも選べるようになっている。

 

また社員の個人的な生活の部分にまで踏み込んで、サポートを提供する会社もあり、例えば、子供のいる人が今日どうしても残業しないといけないというときに、業務委託している会社から3時間以内に家へベビーシッターを呼ぶ、子供を預ける場所を探すといったいくつかのオプションが提示される。

 

自分が働かないのではなく、働きながら何か他でケアできるものはないかという考え方で、みんなが同じルールではなく、働きたいという意志がある人に合わせていくのが、アメリカの中でも先進的な働き方を推進している企業の特徴なのだ。

 

北欧は、朝6時半?7時くらいから働き始めて、昼休みもサンドイッチを2つくらい食べてコーヒーを飲むくらいで、できるだけ短縮して早く帰り、午後3時半くらいには帰宅ラッシュが始まる。

 

これは冬が長いといった気候の問題であったり、延長保育ができないから自分で迎えに行くしか選択肢がないこと、物価や外食費が高いことなどが原因である。

 

また、フランスは、もともと宗教的に「働きすぎ=悪」という考え方もありますが、大統領になったマクロン氏が経済・産業・デジタル大臣当時(2015年)に、週35時間制を導入しました。これには多くの反対もありましたが、経済が活発になった現在では、実際には週39時間くらい働いています。ただフランスの場合は働くときはぎゅっと働いて、終わったらバカンスを取るので、1年間を均して見てみるとバランスが取れていて、ラテン的な働き方といえる。

 

フランスに見るように働き方が昔から変わってきた国々も多い。

 

世界に習い、日本もまだまだ働き方をけんとうしていくべきなのだ。